ゲド戦記の不評とともに巷で好評を維持していたのがこちら。
上映している館が少なくて東京だと新宿か池袋しかなく、
新宿の映画館に行ってみても時間の30分前とかじゃ普通に立ち見状態。
さてこの作品、筒井康隆著を原作として何作品か映画化されて
試行錯誤が続けられてきた作品の20年後が舞台。
自分は見てる時そこら辺の事を全く知らない状態で見に行ったので、
作品内に出て来る主人公の叔母さんが元主人公だって事すら知らなかったが、後から知りつつ旧作品のストーリーを知ると中々パズルが繋がる。
その双方の作品に共通のメインテーマとして取り扱われているのがタイムリープと呼ばれる時間逆行。
時間を逆行する事でどの様な事が可能か、どの様な欠点があるか等を
色々な視点から描き出しており見ながら色々な事を考えて楽しめる。
またそこから引き起こされる様々なキャラクターの喜怒哀楽を高いクオリティで描き出しており、恋愛を絡めている以上細かい心境までしっかり描き出す事が求められているこの作品で、感情移入がしっかり出来る程のグラフィックをしっかり描ききっている事は作品の出来に関わる大事な部分だったと思う。
時間逆行による各キャラクターの進行変動(過去に戻ったら違う感情を抱く可能性がある)が多い事は少し見る人の混乱も招くがそれもある意味作り手側の意図通りなのか、数日という短い期間を様々な可能性によって変化させ、結果的にいい方向に導きつつ いい方向=全員にとってのハッピーエンドなのか? と考えさせていくこの作品、最近でも
色々なゲームでこの手の時間逆行は良く取り扱われているが、この作品位に適度に凝りつつ懲りすぎない設定を考えて、難解で観客側を混乱させない程度にしつつ時間逆行を考えさせており、シナリオ作成側の巧さを感じる。
また時間を意識させる要素を様々な所に判りやすく盛り込んでいる事は
この作品のメインテーマに対する気配りの高さも感じる。
今が何時なのか判らない と云った事が見ていて全くなかった。
友人で居続けたいと思いつつも恋心も発生する
この難しさは多くの人も体験しているだろうし、この作品の様に感情移入出来る出来・ストーリーだと色々と悩む事や感じ入る部分も多い筈。
自分も色々考える事はあった。
多くの人が様々なテーマをこの作品で考えてみたりそれぞれの想いを抱けるだろうし、それは即ち作り手側からしたら興行収入等より大成功と言える部分なんだろう。
2006年8月24日
上映している館が少なくて東京だと新宿か池袋しかなく、
新宿の映画館に行ってみても時間の30分前とかじゃ普通に立ち見状態。
さてこの作品、筒井康隆著を原作として何作品か映画化されて
試行錯誤が続けられてきた作品の20年後が舞台。
自分は見てる時そこら辺の事を全く知らない状態で見に行ったので、
作品内に出て来る主人公の叔母さんが元主人公だって事すら知らなかったが、後から知りつつ旧作品のストーリーを知ると中々パズルが繋がる。
その双方の作品に共通のメインテーマとして取り扱われているのがタイムリープと呼ばれる時間逆行。
時間を逆行する事でどの様な事が可能か、どの様な欠点があるか等を
色々な視点から描き出しており見ながら色々な事を考えて楽しめる。
またそこから引き起こされる様々なキャラクターの喜怒哀楽を高いクオリティで描き出しており、恋愛を絡めている以上細かい心境までしっかり描き出す事が求められているこの作品で、感情移入がしっかり出来る程のグラフィックをしっかり描ききっている事は作品の出来に関わる大事な部分だったと思う。
時間逆行による各キャラクターの進行変動(過去に戻ったら違う感情を抱く可能性がある)が多い事は少し見る人の混乱も招くがそれもある意味作り手側の意図通りなのか、数日という短い期間を様々な可能性によって変化させ、結果的にいい方向に導きつつ いい方向=全員にとってのハッピーエンドなのか? と考えさせていくこの作品、最近でも
色々なゲームでこの手の時間逆行は良く取り扱われているが、この作品位に適度に凝りつつ懲りすぎない設定を考えて、難解で観客側を混乱させない程度にしつつ時間逆行を考えさせており、シナリオ作成側の巧さを感じる。
また時間を意識させる要素を様々な所に判りやすく盛り込んでいる事は
この作品のメインテーマに対する気配りの高さも感じる。
今が何時なのか判らない と云った事が見ていて全くなかった。
友人で居続けたいと思いつつも恋心も発生する
この難しさは多くの人も体験しているだろうし、この作品の様に感情移入出来る出来・ストーリーだと色々と悩む事や感じ入る部分も多い筈。
自分も色々考える事はあった。
多くの人が様々なテーマをこの作品で考えてみたりそれぞれの想いを抱けるだろうし、それは即ち作り手側からしたら興行収入等より大成功と言える部分なんだろう。
2006年8月24日
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