ハリー・ポッターと死の秘宝
2008年8月28日 読書
という事で発売から少し遅れたけど最終巻まで
読みきりました。
内容的にはある意味今までのハリポタの良さを
きちんと引き継いでいると思ったし、ある意味
最終巻らしい、それもハリポタらしい最終巻に
仕上がっているなぁといった感想です。
さて今回も上下巻になっているのですが、相変わらず読み始める
と先が楽しみになって上下巻が気にならない。
この先が楽しみになるというのがハリポタの良い所のひとつ。
ハリポタはファンタジーらしく独自の世界を様々な描写を使って、
時にはくどい程に描き出している割に、ストーリーをある程度
テンポ良く動かし続ける事で飽きさせない、そういう良い点が
あると思っています。
この点を今回も引き継ぎつつ、最終巻らしく今まで1巻から6巻まで
にゆっくりと積み立ててきた謎や伏線を着実に消化し、きちんと
ラストに至れるのは本当に素晴らしい。
所々突っ込み所はあるし、ある意味最終らしく想定通りの纏め方を
している点もありますが、結局1巻から7巻までを大きな一つの
ストーリーとして魅力的に纏め上げている事、その企画力と労力は
凄いと思うのです。
それともう一つは、成熟しないキャラクター達を書く事の巧さ。
主人公たちは今回で17歳、ストーリー内では成人の歳にあたるの
ですが、まだまだ感情の揺れ動きが激しく不安定な面が多々ある。
(それは他の大人達も同様)
読んでいて当然、時にはイライラし、不安になってしまうのですが
いつまでも完璧にはならない主人公達は成長しても成長しても人間
臭くて、どうしても感情移入してしまう。
しかしながら一巻の頃から比べると着実に大人になっている部分も
あり、最終巻を読んでいくとその成長が良く分かる、これらキャラ
クターの魅力が今作も変わらずハリポタを良い物に仕上げていると
思います。
喜ばしい事も悲しい事もきちんと作り上げ、戦闘より人間ドラマを
大事にする辺りが最後までハリポタらしさを出していますが、考え
てみたらこれで最初の巻が出てから10年近く。
最初の巻の頃は"そろそろこういうのを読む歳でもないのかなぁ"
とか、"最終巻の頃は私何歳になってるんだ・・・"なんて思い
ながら読み始めたのですが、5・6辺りでストーリーが一気に加速
した事も手伝い結局最後まで面白く読み通せました。
映画版も見てるのですが、やっぱりこの作品は本で読むのに限る
という感想が最後の巻まで変わる事が無い位、描写ストーリー共に
魅力を保っていたと思います。
読みきりました。
内容的にはある意味今までのハリポタの良さを
きちんと引き継いでいると思ったし、ある意味
最終巻らしい、それもハリポタらしい最終巻に
仕上がっているなぁといった感想です。
さて今回も上下巻になっているのですが、相変わらず読み始める
と先が楽しみになって上下巻が気にならない。
この先が楽しみになるというのがハリポタの良い所のひとつ。
ハリポタはファンタジーらしく独自の世界を様々な描写を使って、
時にはくどい程に描き出している割に、ストーリーをある程度
テンポ良く動かし続ける事で飽きさせない、そういう良い点が
あると思っています。
この点を今回も引き継ぎつつ、最終巻らしく今まで1巻から6巻まで
にゆっくりと積み立ててきた謎や伏線を着実に消化し、きちんと
ラストに至れるのは本当に素晴らしい。
所々突っ込み所はあるし、ある意味最終らしく想定通りの纏め方を
している点もありますが、結局1巻から7巻までを大きな一つの
ストーリーとして魅力的に纏め上げている事、その企画力と労力は
凄いと思うのです。
それともう一つは、成熟しないキャラクター達を書く事の巧さ。
主人公たちは今回で17歳、ストーリー内では成人の歳にあたるの
ですが、まだまだ感情の揺れ動きが激しく不安定な面が多々ある。
(それは他の大人達も同様)
読んでいて当然、時にはイライラし、不安になってしまうのですが
いつまでも完璧にはならない主人公達は成長しても成長しても人間
臭くて、どうしても感情移入してしまう。
しかしながら一巻の頃から比べると着実に大人になっている部分も
あり、最終巻を読んでいくとその成長が良く分かる、これらキャラ
クターの魅力が今作も変わらずハリポタを良い物に仕上げていると
思います。
喜ばしい事も悲しい事もきちんと作り上げ、戦闘より人間ドラマを
大事にする辺りが最後までハリポタらしさを出していますが、考え
てみたらこれで最初の巻が出てから10年近く。
最初の巻の頃は"そろそろこういうのを読む歳でもないのかなぁ"
とか、"最終巻の頃は私何歳になってるんだ・・・"なんて思い
ながら読み始めたのですが、5・6辺りでストーリーが一気に加速
した事も手伝い結局最後まで面白く読み通せました。
映画版も見てるのですが、やっぱりこの作品は本で読むのに限る
という感想が最後の巻まで変わる事が無い位、描写ストーリー共に
魅力を保っていたと思います。