紀元前1万年

2008年4月29日
久々に公開初日に見に行ったのですが、初日=混んでるだろうと
心配していたにもかかわらず、実際映画館に行ってみると、思った
より空席が目立つ・・・。1/3位空席だったんじゃないかな。

この作品は紀元前1万年付近のとある狩猟民族の話。
この時代を描いた作品を見るのは初めてで、この時代にこれは違う
のでは?と思うような、設定やシーンに納得出来かねる所は色々
あったけど、それは映画だから仕方ないと割り切るとそこそこ
面白く、現代に居ない生物や動物と人間が動き回るのは
見てて楽しい。

逆に微妙だなと思うのは、ストーリーがありきたりというか、
展開が読めすぎてしまう事と盛り上がりに欠ける事。
どうも最近の映画にはこの手の悩みがつきもので、原作のダイ
ジェストになってしまっている作品と、迫力はあるけどストーリー
の盛り上がりに欠けている作品が非常に多くなってしまっている。
この作品もきちんと伏線立てて消化しているのだけど、もう少し
展開に盛り上がりがあったりしてくれるとかなり違うと思う
のだが・・・。
この辺りを踏まえると、題材的にも意欲作ではあるけど・・・
って感想に落ち着いてしまう。

さて、この作品のひとつ面白いと思う点は『文明(文化)同士の
接触』と云う点を清濁織り交ぜて色々描いている所だと思う。
困った事に作品内では通訳みたいな存在が居る為(展開的に仕方
ないのだが)そんなに言葉に困る事は無いのだが、最初から最後
まで、例えば別文明同士の争い、親交、文化の伝授といった
様々な接触を描き続けている。
まだ交流というものが限られていたこの時代だからこそ
表現できる物があり、それらを色々と散りばめている辺りは
意欲的、といっていい作品だと感じた。

・・・しかしこの手の作品、男性は見たがりそうだけど女性が
見たがるとあまり思えない・・・。
俳優はどれも良かったのでその辺りを楽しんでくださいという事で。

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