後期高齢者医療問題が巻き起こったのが2ヶ月前。
また随分前に決まったものを問題化してあからさまな
政治利用だなぁと思っていたけど、2ヶ月経過すれば予想通り
ニュースは別の話題ばかり。
この話が単なる政治利用に終わらされるのは正直がっかりするし、
未だに後期高齢者医療制度だけが問題と思わせるような情報の
多さと医療制度全体が問題を抱え続けてきている事を理解して
いない人の多さは問題をある意味悪化させていると思っている。
国民皆保険を謳い続けながらも医療に格差を導入していく事、
それは既に始まっている。
今まで国民皆保険の名の下にある程度保障されていた国民の医療。
その国民の『健康保険があるので気軽に病院に行く』という
意識や安心感を徐々に減らす事で医療機会と国の医療費支出を
削減していき。
資産と収入の薄い人間は最低限の治療で済ますか、自宅で出来る
介護や診療は自分や家族で行わせ。
資産のある人間は民間保険会社や介護会社の手で医療を
受ける事が出来るようにする、混合医療の導入。
今政府が行っているのは、こういう変革かと考えています。
噛み砕いて言えば、
今まで国が保険医療を行っていましたが、
今のままだと国の資金も足りないので、自分達の手で出来る事は
国や病院に頼らず自分達の手でやって下さい。
必要最低限の事で済ませて要らない診療や医療はしないでね。
お金がある人はまた別で考えます、という事です。
そのような話、国民のどの程度が認識しているのでしょうか。
医療制度というか、医療のあり方の変革は必要だと考えています。
在宅で出来る事は在宅へ、何でもかんでも医者に行くような事は
富裕層だけすれば良い、そのような考えも一理ある。
自分は救急車も有料にするべきと考えておりますし、過剰になって
いる支出部分は減らす努力があっても良いと思っております。
また、先端技術による治療が進んだ反面生活習慣病を始めとする
予防に関しての認識が遅れている日本では、もっと積極的に
予防への関心向上に取り組むべきであるとも考えても居ます。
しかし、実際に変革の段取りという面で最近の流れを見ると
不安が付きまとう。
一つ目は最初から書いている通り、国民のかなりの部分が医療制度
の何が問題で、今どういう流れで変革が起こってるか、理解してい
ると思えない点。
二つ目は、医療費支出を抑える事がクローズアップされすぎて、
財政の根本的な収入・支出双方の見直しにスポットライトが
当たっていない点。
運営そのものが怪しくなるような状態に至った時健全化を目指し
一つ一つ処置を行う事は必要ですが、どういうシステムできちん
と運営していくか、その図をきちんと書き直すべき段階だと思う
のですが・・・。
きちんと全体図面を考えず支出削減ありきでは、現場にひずみが
どんどん出来て行きます。
必要な福祉従業者までも続々と流出し、医療現場に負担が増え、
情報が行き渡らないまま中小病院数の削減と在宅介護増加を
進めている現状、私はひずみが今後国民の余計な負担を増やして
いくとしか思えません。
そして最後に、政府側が家庭側の視点に立てていると考えにくい点。
医療制度の変革が必要で、政府は方針を決めて既に変革を行って
いる。
しかし、例えば現実的に今、家庭に在宅での要介護者が増加して
介護しきれるのでしょうか。
介護には資金も、労力も、精神力も掛かる。
今なら余力のある家庭は大丈夫でしょうが・・・、今後の景気
観測を考えると数年後に消費者の多くにその余力があると考え
にくい所もあると思う。
医療にしても税金にしても年金にしても、長期的観測を元に国民
の視点にたって政策を実現しないと、結局困るのは国民なんです
よね・・・。
実質経済に反映されるまで危機感が薄いのは経済問題と同じだなぁ
と思うのですが、医療問題はきちんと解決せねば後の世代にどんど
ん圧し掛かってくる話で。
もう少し国民が医療問題について考えられるようになってこないと、結局シワ寄せは国民全体に行き、結果的に国家財政に影を
落とすのではないか、自分はそう考えます。
高齢者の問題は、もう高齢者だけの問題じゃない。
数年後に介護や自身の医療で困る国民で溢れない事を切に願う次第。
また随分前に決まったものを問題化してあからさまな
政治利用だなぁと思っていたけど、2ヶ月経過すれば予想通り
ニュースは別の話題ばかり。
この話が単なる政治利用に終わらされるのは正直がっかりするし、
未だに後期高齢者医療制度だけが問題と思わせるような情報の
多さと医療制度全体が問題を抱え続けてきている事を理解して
いない人の多さは問題をある意味悪化させていると思っている。
国民皆保険を謳い続けながらも医療に格差を導入していく事、
それは既に始まっている。
今まで国民皆保険の名の下にある程度保障されていた国民の医療。
その国民の『健康保険があるので気軽に病院に行く』という
意識や安心感を徐々に減らす事で医療機会と国の医療費支出を
削減していき。
資産と収入の薄い人間は最低限の治療で済ますか、自宅で出来る
介護や診療は自分や家族で行わせ。
資産のある人間は民間保険会社や介護会社の手で医療を
受ける事が出来るようにする、混合医療の導入。
今政府が行っているのは、こういう変革かと考えています。
噛み砕いて言えば、
今まで国が保険医療を行っていましたが、
今のままだと国の資金も足りないので、自分達の手で出来る事は
国や病院に頼らず自分達の手でやって下さい。
必要最低限の事で済ませて要らない診療や医療はしないでね。
お金がある人はまた別で考えます、という事です。
そのような話、国民のどの程度が認識しているのでしょうか。
医療制度というか、医療のあり方の変革は必要だと考えています。
在宅で出来る事は在宅へ、何でもかんでも医者に行くような事は
富裕層だけすれば良い、そのような考えも一理ある。
自分は救急車も有料にするべきと考えておりますし、過剰になって
いる支出部分は減らす努力があっても良いと思っております。
また、先端技術による治療が進んだ反面生活習慣病を始めとする
予防に関しての認識が遅れている日本では、もっと積極的に
予防への関心向上に取り組むべきであるとも考えても居ます。
しかし、実際に変革の段取りという面で最近の流れを見ると
不安が付きまとう。
一つ目は最初から書いている通り、国民のかなりの部分が医療制度
の何が問題で、今どういう流れで変革が起こってるか、理解してい
ると思えない点。
二つ目は、医療費支出を抑える事がクローズアップされすぎて、
財政の根本的な収入・支出双方の見直しにスポットライトが
当たっていない点。
運営そのものが怪しくなるような状態に至った時健全化を目指し
一つ一つ処置を行う事は必要ですが、どういうシステムできちん
と運営していくか、その図をきちんと書き直すべき段階だと思う
のですが・・・。
きちんと全体図面を考えず支出削減ありきでは、現場にひずみが
どんどん出来て行きます。
必要な福祉従業者までも続々と流出し、医療現場に負担が増え、
情報が行き渡らないまま中小病院数の削減と在宅介護増加を
進めている現状、私はひずみが今後国民の余計な負担を増やして
いくとしか思えません。
そして最後に、政府側が家庭側の視点に立てていると考えにくい点。
医療制度の変革が必要で、政府は方針を決めて既に変革を行って
いる。
しかし、例えば現実的に今、家庭に在宅での要介護者が増加して
介護しきれるのでしょうか。
介護には資金も、労力も、精神力も掛かる。
今なら余力のある家庭は大丈夫でしょうが・・・、今後の景気
観測を考えると数年後に消費者の多くにその余力があると考え
にくい所もあると思う。
医療にしても税金にしても年金にしても、長期的観測を元に国民
の視点にたって政策を実現しないと、結局困るのは国民なんです
よね・・・。
実質経済に反映されるまで危機感が薄いのは経済問題と同じだなぁ
と思うのですが、医療問題はきちんと解決せねば後の世代にどんど
ん圧し掛かってくる話で。
もう少し国民が医療問題について考えられるようになってこないと、結局シワ寄せは国民全体に行き、結果的に国家財政に影を
落とすのではないか、自分はそう考えます。
高齢者の問題は、もう高齢者だけの問題じゃない。
数年後に介護や自身の医療で困る国民で溢れない事を切に願う次第。
コメント
幸い、と言っちゃうと悪いんだけども、
比較的元気に亡くなったウチのじいちゃんばあちゃんでさえ、
それまでの介護等にかかる様々な負担はかなりのものでした。
単純な数値で表現はできないけども、ウチのケースだと、
1人のばあちゃんに対し娘達数家族のローテーションが必要で
各家庭に影響を及ぼす範囲の金銭的、時間的な負担は
確実に発生しておりました。
手放しで全任せにできる問題ではないのは当然ですが。
俺自身がそうでしたけども、なってみないと考えない、
というのは確実にあるんだとは思いますな。
一度そのあたりで悩めば、今後その負担が増加するのは
すぐに判る事だし、その為に準備が必要だとも思うはず…?
今ある大きな問題がどれも絡まっていて、
同じ方向に影響を及ぼしていく関係にあるので、
身動き取りづらいんだとは思うけども、
自身も含めて「勉強不足」なところが、
色々と歩みを遅くしているような気は俺もする。
ウチの(生きてる)ばーちゃんが後期高齢者医療の、
致命的な層にモロ引っかかったから調べてみたけど、
そこだけクローズアップされちゃうのも微妙だなと思ってた所
高すぎる。薬もらったら必ず胃薬入ってるんだけど、
胃薬と一緒に飲まないと胃が荒れる薬っておかしいです。
製薬会社が無駄に保険料を搾取してるとしか思えない。